Laproidは、Android携帯のGPSデバイスを用いてラップタイムを計測し、表示します。また現在位置とラップタイムをサーバへ送信し、Web上でリアルタイムに第三者が閲覧することができます。
Laproidは、「競技に参加している関係者全員が競技を楽しむこと」を目指しています。
安全を最優先に、楽しくLaproidをご使用ください。
本ソフトウエアにおける各種サービスまたは各種情報の提供またはその遅滞、変更、中断、中止、停止もしくは廃止、その他本ソフトウエアに関連して発生したお客様または第三者の損害について、一切の責任を負わないものとします。
本ソフトウエアをご利用のお客様は、本免責事項の内容をご承諾頂いたものと見なしますので、ご了承ください。
パケット通信の定額サービスに加入されることを「強く推奨します」。よくわからない場合は、加入されている携帯各社へお尋ねください。
ニックネームと暗証番号の送信は暗号化されております。位置情報等の送信は暗号化されておりません。
Laproidは競技の全参加者が競技を楽しめるよう、当事者の周囲でLaproidを使用する他のチームの様子もモニターできるようになっています。そのため位置情報を秘匿する必要がある場合は、サーバーへの送信を停止してご使用いただくか、Laproidの使用をご遠慮ください。
サーバーへ送信を停止すると、ラップタイムは一切保管されません。(Upload location dataを参照)
残念ながら、Laproidのラップタイム精度は、GPSを利用している以上、様々な要因により大幅に狂う可能性があります。またデータ送受信も通信障害やサーバー障害など不測の事態によって正常に行うことができない場合があります。
頻繁にGPSセンサーを使用し、通信を行うため非常にバッテリーの消費が激しくなります。(Purposeの設定により消費率は異なります。)
特にオートバイや自転車などでは、端末の防水対策をしましょう。また転倒対策もしっかりと!(ストラップを命綱として車両に結び付けておくと良いでしょう。)
ラップタイムを公道で計測しようとして、法律に違反するような暴走行為は絶対におやめください。是非サーキットへお越しください。
docomo ht-03a(Android ver1.6), Xperia(Android ver2.1)
設定画面を開き、「セキュリティ&位置情報」をタップして、以下の「GPS機能をONにする」をタップしてチェックを入れます。
以下のように3Gアイコンが表示されているかをご確認ください。表示されていない場合は3G通信機能は使用できない状態です。3G通信機能をオンにするには、お手持ちの機種ごとのマニュアルを参照してください。
Laproidを起動し、端末のメニューボタンを押します。
次にメニューからSettingをタップします。設定画面が表示されます。
それぞれの項目について説明します。
IDとして英数字のニックネームを設定します。googleアカウントとは関係なく、自由にニックネームを設定してください。ニックネームはラップを閲覧するWebサイトにて使用します。なるべく簡単で覚えやすいものが良いでしょう。
パスワードは4桁の数字です。ピットサインを送る場合に必要になります。
ニックネーム、パスワードはClearボタンにより消去できます。
送信する内容には、端末固有の情報(googleアカウント、電話番号、識別番号の類)は一切含みません。
OKをタップすると、暗号化通信をサーバーと行います。しばらくして、以下の画像が表示されれば登録は成功です。
ラップタイムを計測する目的(Purpose)を選びます。
とはいえ、Purpose設定はラップタイムの精度とサーバへの送信間隔を選ぶ簡易な方法として用意したものです。以下に詳しく説明します。
Purpose各モードは、GPS信号の受信間隔と、サーバへの送信間隔が少しずつ異なっており、それぞれの目的にほぼ適した設定となっておりますが、自由に選択していただいて構いません。
ただし、以下の制限があります。
各モードの詳細な設定内容を記します。
Purpose | GPS受信間隔(sec) | ラップタイム精度(sec) |
Samba | 30.0 | 約10 |
Walk | 15.0 | 約5 |
Track | 5.0 | 約1 |
Bike | 2.5 | 約0.5 |
Moter sports | 1.5 | 約0.1 |
F1 | 1.0 | 約0.05 |
ラップタイム精度の値はあくまで参考で、保証するものではございません。
Purpose | 3km/h以下 | 10km/h以下 | 30km/h以下 | 80km/h以下 | 高速時 |
Samba | 60.0 | 60.0 | 60.0 | 60.0 | 60.0 |
Walk | 30.0 | 30.0 | 30.0 | 30.0 | 30.0 |
Track | 15.0 | 10.0 | 10.0 | 10.0 | 10.0 |
Bike | 15.0 | 10.0 | 5.0 | 5.0 | 5.0 |
Moter sports | 15.0 | 10.0 | 3.0 | 3.0 | 3.0 |
F1 | 10.0 | 1.0 | 1.0 | 1.0 | 1.0 |
いずれのモードであっても、ラップしたことを検知すると直ちにサーバへ送信します。
位置情報、ラップデータをサーバに送信する、しないを設定します。
※重要:このチェックをはずすと、Purpose設定に関係なくサーバへ送信しなくなりますので、ラップしたデータは一切保管されません。後でラップ一覧を見ることすらできなくなります。ご注意ください。
すでに登録したフィニッシュラインから選択します。
新たにフィニッシュラインを登録します。
以下の順序で追加します。
操作はGoogle Mapと同じ要領です。
現在位置を表示したいときは、"Show My Location"をチェックすると、可能であれば現在位置を表示します。
すると、"Draw Finish Line please"と表示されます。
赤い線が描かれます。これがフィニッシュラインです。
失敗した場合は、もう一度長押しすることにより、繰り返し赤い線を描くことができます。
※実際のフィニッシュラインより、若干長めに設定してください。GPSセンサーの誤差と、地図にも若干誤差があるためです。
以下の画像はフィニッシュラインを指で描くイメージです。
※衛星写真を用いますと座標が正確に得られないので、あえて衛星写真の表示はできないようになっています。
すでに登録したフィニッシュラインを一覧から選択し、削除します。
フォントのサイズを設定します。Small, Medium, Large, Extra Largeから選べます。
フォントサイズが大きいか、画面が小さい機種などでは表示項目が下に隠れて見えなくなってしまいます。その場合は不要な項目を見えないように設定するか、フォントサイズを小さくしてください。
画面の向きを設定します。
Autoの場合は端末のセンサーにより自動的に縦と横が切り替わります。
Landscapeの場合は横に固定されます
Portraitの場合は縦に固定されます
※重要:オートバイや自転車レース、マラソンなどでは特に端末が傾くため、Autoはお勧めいたしません。それ以外の場合でも、バッテリー消費を抑えるために、LandscapeかPortraitのどちらかに設定しておくことをお勧めします。
Auto backlight機能は、競技中にLaproidの画面が競技者から見えるよう装着していて、端末に触れないようなときでも、端末がラップしたときに自動的にしばらくの間だけバックライトを点灯させ、競技者に情報が伝わるようにします。
自転車などの競技で電源確保が難しく、かつ端末に触れることができないとき特に便利です。
競技者が端末のディスプレイを見ない場合はオフにしておきます。
以下は各項目を表示する、しないの設定です。表示するように設定した項目は、上部へ詰めて表示されます。
ニックネームを表示する、しないを設定します。
GPSのステータスを表示する、しないを設定します。
サーバーへ何回データを送信したかを表示する、しないを設定します。
現在のフィニッシュラインの名前を表示する、しないを設定します。
ラップしてからの経過時間を表示する、しないを設定します。
ベストラップを表示する、しないを設定します。
ピットサインを表示する、しないを設定します。
ピットサインを送信する際には、LaproidのWebサイト(http://laproid.appspot.comの「ライブ中継」画面から送信することができます。
※競技のレギュレーションに、明確に情報通信が可能と解釈できる場合のみ、使用してください。
Pit signが出ていない(ピットクルーからサインが出されていない)ときは、時計と現在速度が表示されます。
Pit signが端末に表示されるとき、画面のバックライトが消灯している場合は自動的に点灯します。
Pit signはGPS信号を受信したタイミングで表示するデータが存在するか検査するため、Purposeの設定がSambaに近いほど表示されるまでに時間がかかります。
表示項目を減らし、フォントサイズをLargeに設定し、横向きで使用すれば、以下の例のように表示することができます。たいへん見やすくなります。
なお、Laproidの画面は白黒で大変シンプルですが、実際に競技者に使用していただき、ご意見をいただいた上で装飾性を排除しています。
Laproidを起動し、メニューボタンを押します。以下のようにメニューが表示されます。
Startをタップすると、ラップ計測を開始します。
ラップ計測中であるときは、ウインドウタイトル部分が緑色となり、経過時間を表示します。
なお、ラップタイムとして計測されるのは、フィニッシュラインを通過してから、もう一度フィニッシュラインを通過するまでにかかった時間です。Startをタップしてから、最初にフィニッシュラインを通過するまでにかかった時間は、ラップタイムとして計測されません。
Sessionとは、1回の連続したラップ計測の集合を言います。簡単に言うと、一回の競技と言っても差し支えありません。SessionはStartすると自動的に上がっていきます。StopしたあとStartしたケースでは、新しいSessionにするか、Sessionを継続するかを尋ねるダイアログが表示されますのでどちらかを選択してください。
ラップ計測中にメニューボタンを押すと、以下のようにメニューは変化しています。
一時停止する場合はStopをタップしてください。Stopすると、ラップしたかどうかの判定が行われなくなります。再びStartすると、最初にStartしたときからのラップ計測は継続して行うことができます。この間、時計は止まっていません。
Stopは、ラップ計測開始後に、ラップ計測を止めないで設定を変更したいときに使用できます。
ラップ計測中でないときは、ウインドウタイトル部分が灰色となります。
Exitをタップすると、確認画面が表示されます。"OK"ボタンでアプリケーションは終了します。ラップ計測中でも終了します。
ラップ計測の結果を閲覧するには、HTMLブラウザを使います。インターネット通信環境が必要になります。
サイトはこちらになります。=> http://laproid.appspot.com
当該サイトの左側のメニューから「ラップ閲覧」カテゴリー内の「ライブ中継」または「検索」をクリックしてください。
ニックネーム様のリアルタイムな情報をGoogle Map上で見ることができます。
また周辺にLaproidをご使用のお客様がおられる場合は、地図上にマーカーが表示されますので、大変臨場感があります。
特定のニックネーム様の特定のセッションのラップタイム一覧を表示します。
携帯電話からはこちらの利用のみを予定しています。
ライブ中継 | 検索 | |
---|---|---|
Internet Explorer8以降 | ○ | ○ |
Firefox3.6以降 | ○ | ○ |
Safari5以降 | ○ | ○ |
i-modeブラウザ | × | 対応予定 |
ez-webブラウザ | × | 対応予定 |
Androidの 標準ブラウザ | △注1 | ○ |
iPhoneの 標準ブラウザ | △注1 | ○ |
それ以外 のブラウザ | サポートしていません | サポートしていません |
注1:表示が崩ることがあります。
ラップタイムの計算は、できうる限り正確になるよう計算しておりますが、あくまで計算上のラップタイムであるゆえ、誤差があります。
とあるサーキットでドコモのht-03aをオートバイに装着し、実際に試したところ、正式なラップタイム(トランスポンダーによる)に比べて、最高で0.005秒、平均すると0.05秒程度前後する数値となりました。非常に条件がよく、端末のGPSの精度がよい場合、その程度になるようですが、精度の保証はまったくできません。
ラップタイムを送信する通信が失敗した場合は再送するようになっています。
現在位置を送信する通信が失敗した場合は再送されません。次の現在位置を送信します。
非常に難しい質問です。あらゆる条件に左右されるからです。
当方でテストした結果、ドコモのht-03a,Android1.6の場合は以下の結果となりました。参考にしてください。
上記条件で約6時間でした。
止まりません。
Laproidは、ユーザー様が停止動作をされない限り、ラップ計測もサーバーへの通信も、止まらないように設計されております。電話がかかってきても同様です。
Laproidがラップ計測中は、必要なコンピュータ資源がある限り、休まず動作し続けようとします。
ご不安な場合はメニューからExitするようお願いいたします。Exitしますと、Laproidは直ちに終了し、メモリ開放まで行われます。
このソフトウエアはTM研究所が日本で開発しました。
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